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酒田市の文化、歴史を学べる「酒田市立資料館」は異世界だった!

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酒田市立資料館は、酒田市内にあります。

酒田市全体の文化や歴史を知ることで、今私たちの暮らしにどうつながっているのか、過去を知り、今を知り、未来を知るということは、すごく大切なことのように思います。

今回は、酒田市内の一番町にある「酒田市立資料館」にお邪魔してみました。

入り口の脇には、「飛島最後の島船」

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入り口の脇には、飛島最後の「島船」展示されていました。

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説明を見ると、「島船」は現在は動力船に変わり、昭和40年から徐々に姿を消していったとされているようです。

早速、酒田市立資料館に入ってみましょう。

早速、資料館に入ってみました。

大人はなんと100円。市立とはいえ、安いですね。

資料館は、撮影する際は申請が必要のようですので、今回は特に中は撮影しませんでした。

酒田資料館はどれくらいの資料が保管されている?

資料館は、昭和53年4月1日に設置され、光丘文庫に保管されていた、資料や展示品の約1,900点が移管そうです。

あとは、市民からの寄贈、寄託や購入品なども含めると、35,000点を越える資料が保管されています。

酒田市立資料館の館内はどうなっている?

酒田市立資料館は、1階が企画展示室になっており、2階が常設展示室になっています。

それほど大きい資料館(博物館)ではありませんが、よく観察したり、書いてある説明をゆっくり読むだけでも、30分以上かかりました。

普段から、こういった歴史に触れる機会があまりないので、意識的に行くと面白いし、勉強になります。

1階企画展示は、何があるの?

酒田市の公式ページに、企画展示の情報が随時アップされているようなので、参考にしてみてください。

酒田市 - 酒田市立資料館

2階常設展示は、何があるの?

【1】城輪柵跡の展示品

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(引用:酒田市立資料館 - 酒田市

南遊佐の隣の地域、本楯には、国指定史跡にもなっている城輪柵跡(きのわのさくあと)があります。 城輪柵跡で、出土された柱なども展示されています。 パンフレットの情報によると、

城輪柵跡は、昭和6年(1931年)の発見以来、調査研究が続けられ、現在は、ほぼ「平安時代出羽国府跡」と考えれています。

年代は、9世紀初めから11世紀代と想定され、柱根や角材、井戸枠、土器、瓦などを展示しています。

 

と書かれてあります。

【2】日本海の交易や酒田の港の展示

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(引用:酒田市立資料館 - 酒田市

2階に上がると、すぐに目に入ったのは船のイカリ。その他、パンフレットを引用すると、

酒田湊は、中世まで最上川の南岸にあった向う酒田が、流路の変化によって湊の機能が損なわれ、16世紀頃に現在地に移転したとされています。

17世紀の後半、河村瑞賢の西廻り航路の整備によって、最上川舟運と日本海海運の結節点として出羽国第一の津(湊)と称されるまでに繁栄しました。

また、酒田を拠点して北前船(大船・弁才船)によって展開された商業活動は、北は北海道から、南は琉球沖縄県)を結ぶ壮大な「日本海交易圏」を形成していました。

言わずとしれた、酒田は港町ですが、17世紀から北前船などが機能していたのは知りませんでした。

また、北海道から沖縄までの航路も確立していたところをみると、昔からの歴史が今でも受け継がれているのがわかります。

【3】戊辰戦争の展示

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(引用:酒田市立資料館 - 酒田市

戊辰戦争の展示品もありましたね。 戊辰戦争は、酒田にも影響があったようです。

早速引用をみていきましょう。

戊辰戦争では酒田の町人は町兵として庄内藩のもとで秋田藩や新庄藩と戦いました。

戦いは鳥海山の観音森や女鹿、滝の浦、三崎などで行われています。

また、榎本武揚庄内藩支援のために派遣した軍艦2隻の内、1隻が飛島で座礁するという出来事もありました。

明治維新という激動の中にあった当時の酒田の様子を知ることが出来る資料を展示しています。

ここで思ったのは、歴史上有名な出来事も、地方では無縁じゃなくて、何かしらの影響なりがあったということ。

遊佐町の女鹿や三崎公園付近でも、戦いがあったとは驚きです。

【4】くらしの道具と民族資料

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(引用:酒田市立資料館 - 酒田市

これは、昔の生活品の展示です。 触っても良いように、昔の台所コーナーもありました。

身の回りの生活の中から、今では使われなくなった諸道具や教科書、郷土に伝わるケンダン、鵜渡川原人形、酒田凧などを展示しています。

酒田大火の記録

これは、1階入り口の左側に常設展示されていました。 酒田大火は、私が生まれる前の話ですが、市内の中町や資料館の付近も、燃えたようです。

酒田は、日本海側特有の風の強い町でした。

明暦2年(1656)から安政3年(1856)までに、100戸以上が5年に1回、500戸以上が12年に1回、1,000戸以上が40年に1回、2,000戸以上が67年に1回の割合で、大きな火災が発生しています。

ここでは、酒田大火の歴史と(忘れるな!昭和51年10月29日)をテーマに転しています。

酒田は風が強い町なので、火事とはきってもきれない災害であることが分かります。

開館時間、料金など

◆開館時間 午前9時~午後4時30分まで

◆休館日  

 ・4月~11月 無休

 ・12月~3月 月曜日(月曜日が休日のときは翌日)

 ・年末年始休業(12月29日~1月3日)

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施設概要

以下もパンフレットから、引用させて頂きます。

参考まで。

・鉄筋コンクリート造2階建 1棟

・延面積 492㎡(敷地面積899.94㎡)

・展示室 233.28㎡

・事務室 21.60㎡

・機械室 29.16㎡

・収蔵庫 83.70㎡

・研究室 36.72㎡

・その他 88.47㎡

固定陳列ケース延長 71.4m

駐車場 乗用車で8台

 

場所・所在地

〒998-0046

山形県酒田市一番町8番16号

電話番号 0234-24-6544

 

 

以上、酒田市立資料館の紹介をさせて頂きました。知らない世界を体験させて頂きました。勉強になった~

小学校の自由研究にも良いと思います!